自分の疲れに気付いていますか?
私たちの生活様式は大きく変わり、現在も新型コロナへの恐怖や不安が続いています。
いままで誰も経験したことのない世の中になり、孤独でストレスを感じたり、外出する機会が減ってしまいました。
そんな時、外に出ると無意識に体が緊張していることってありませんか?
「最近、笑うことが無いなぁ・・・」
「休みの日も家の中にこもりっぱなしだなぁ」
皆さんも思い当たることがあると思います。
家にこもりがちで、誰とも話をしていないと状況が続くと、自分に元気がないことに気が付かないことがあります。
ここでいまの自分がどのくらい疲れているのか簡単にチェックしてみましょう。
該当するものがいくつありますか?
これらに当てはまる方に簡単にできる対策があります。
それは、「散歩」です。
有酸素運動でもある散歩にはストレス発散の効果があります。
一定のリズムで歩くことで、脳内のセロトニンという神経伝達物質の分泌が促される効果があります。
セロトニンは精神の安定や安心感をもたらす物質で、「幸せホルモン」と呼ばれており、不足するとストレス過多になりやすいと言われています。
歩くことでリズム運動になり、セロトニンが活性化され、イライラ感や不安感が減り、リラックス効果が高くなる、とても効率的な運動になります。
本来人間は体を活発に動かすように設計されており、動いている状態がより自然なんですね。
通勤・通学で、往復1時間以上は歩いていたのに、テレワークやオンライン授業が普通になってしまい、外出することがめっきり減ってしまった人も多いと思います。
そんな状況だからこそ、軽めの散歩で体を動かし、心も体もリフレッシュしましょう。
オススメは朝日を浴びながらの散歩です。
朝日を浴びると人は体内時計がリセットされるように出来ています。
そして、リセットされてから15~16時間後に、脳の松果体という部分からメラトニンというホルモンが分泌されるのですが、この分泌によって眠気が出てくるのです。
例えば、午前8時にリセットされると、23~24時ごろに眠くなります。
ただし、眠くなる時間帯にスマホやパソコンなどのを出来るだけ見ないことがポイントです。
スマホやパソコンのライトを見ると、せっかく整った体内時計が乱れてしまいます。
朝の散歩は苦手なので、午後歩きたいという方は、朝カーテンを開けて朝日を浴びてみましょう。
朝日を浴びるだけでも体内時計はリセットされます。
手軽で効果的なリラックス手段である散歩の仕方についてもコツがあります。
のんびり歩いてもいいでしょう。
いつもより少しペースを速くして、大股で歩いてもいいです。
けっして無理をしないことがポイントです。
「毎日必ずxx分歩こう」みたいなノルマを設けず、
例えば、
今日は近くの公園まで歩いてみよう、
近所の図書館やスーパーまで行ってみよう、
そんな気軽な感じで十分です。
その方が長く続けることができます。
景色をゆっくりながめたり、季節の草花をじっくり観察して自然の空気を感じてみましょう。
葉っぱの香りを嗅いでみたり、自然を感じてみましょう。
散歩中に子供や犬を連れた人に、思い切って声をかけてみたりするのはいかがでしょう?
気持ちよく挨拶することで、自分も自然に笑顔になります。
人と会話をしたり、体を動かすことは私たちが生きる上でとても大切なことです。
不自由な日々がまだ続きそうですが、
ストレスがたまる前になにかご自分ができそうなリラックス方法を探してみてください。
寄稿:神田よしこ
心理カウンセラー、セラピスト、JMET認定EFTアドバンスプラクティショナー
一般社団法人 心のセルフケア協会
ブログ:女性のためのカウンセリングサロン LEMO