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EFTを利用したセルフケアのご紹介

EFTを利用したセルフケアのご紹介

EFT(Emotional Freedom Techniques)とは、心の奥に隠れた思いや感情、身体感覚を引き出し、安全に解放する心理セラピーです。

日々の出来事で感じたモヤモヤを心にため込まずに解放するテクニックで、タッピングをしながらストレスを軽減することができる、とても有益なセルフケアの方法です。

今回は、私がこのEFTを使って体験した「過去の思い出の場所を通れない」という気持ちの中にあった様々な感情の気づき、その感情を安全に解放し、行動に変化が起こった例をご紹介したいと思います。

当時、付き合っていた人と別れて1ヶ月ほど経ったある日、近所の大きな駅のコンコースを通ろうとした時でした。

『この道を通りたくないな』

なんとなくですが、これから進む場所に対して嫌な気分を感じたのです。

高架上の駅から大通りを挟んだ向かいのショッピングモールまでの最短の道なのですが、
その日私はその道を通らず遠回りをしてしまいました。

この時の行動を振り返った時に思い当たった理由は、ここは別れた相手と何度か通った道であり、時には待ち合わせをした思い出だったという事でした。

だからきっと、嫌な思い出の場所になってしまったんだと。

一方で、そんなことくらいで通れない場所を作ってしまうなんて、自分が執念深く、心が狭い人間なのかもしれないと、認めたくない気分もありました。

また、この場所以外にも数々の思い出の場所があるので、このままでは同じように通れなくなってしまうことになるのかも、もしそうなればとても不自由になると思ったのです。

私はEFTを利用して克服しようと決めました。

お風呂でゆっくり湯船に浸かりながら リラックスした状態でEFTを始めました。

まずはこの出来事に寄り添う感情の大きさを見ると、「怖い」や「悲しい」というハッキリとした感情よりも、その道を通ろうとした時に感じた「嫌悪感」が浮かび上がって来ました。

それにくっついている思いは「なんとなくここ嫌だなあ」です。

とりあえずそれをセットアップフレーズ(※)に入れてタッピングをしました。

「あの道を通ろうとすると嫌な気持ちがあるけれども……」
「私は大丈夫です」

しばらくタッピングしていると、重たくなる足の感覚や緊張して動きづらい体を思い出して来ました。

それもフレーズに加えてタッピングを繰り返すと、いままで無かったイメージが浮かんできました。

※セットアップフレーズ:EFTで題材にする問題に集中するために使う言葉。


楽しくて、笑いあっている二人。

付き合っていた時の私達の姿と、その時の『なんの心配も無い』という安心した気持ち。

それが出て来ると同時に『もうこれは無くなった!二度と戻らない!』という強い思いが出て来ました。

そして大きな悲しみと、もっと大きな喪失感を感じました。

私はこの想いと、この感情を感じたくなかったから、あの場所を通る事を避けていたのです。

それがハッキリとは自覚できていなかったので「なんとなく」この道を通りたく無いな、
だけどこんなにも強い感情が隠れていたので「足を止めるほど確かに」嫌な気分だったのです。

更にEFTでこの大きな喪失感を解放していきます。

胸にぽっかり穴が空いたような欠落感、そして『その欠落感はもう二度と埋まらない』と信じている自分の悲しみが大きな感情のラッシュが生まれました。

隠れていた大きな感情が現れることで、涙しながらも心の片隅に『この喪失感を見つけられてよかった』と安堵している思いもありました。

タッピングと深呼吸を何度か繰り返すと、感情のレベルが下がったのか、その夜はぐっすりと眠りました。

EFTは、終わりにセルフチェックができます。

テーマとした駅前のあの場所へもう一度行ってみよう、と想像します。

変化は歴然でした。

重たい足の感覚も、『この道を通りたく無いな』という思いも、湧いて来ません。

イメージの中のその場所は、少し明るく色づいて思い出されます。

そして、別れた人とそこを歩いている自分を思い出すと、喪失感や悲しみではなく安心感と楽しかった気持ちが湧きました。

その思い出にくっついていた最初の感情が、そのまま出て来たのです。

後日、その場所だけでなく、思い出せる限りの二人で行った場所についてEFTをしました。

もちろん問題の場所、道は普通に通れるようになりました。

浮かんでくる思いは「懐かしいな」「あれはいつだったかな」などのたわいないものに変わりました。

 

今回はEFTを行うことで行動に変化が生まれるわかりやすい例として私の実体験をご紹介いたしました。

この体験でも、私自身EFTを通して自分を救うことができて本当によかったと思っています。

自分で自分の心をケアすることができる EFTというツールが、もっともっと広まって欲しいという願いを込めて。

寄稿:大坪まどか
JMET EFTプラクティショナー、クラニオセイクラルセラピスト
一般社団法人 心のセルフケア協会

こころコンサルでは、Webセラピーやこころの講座においてEFTを利用したサービスを提供しています。

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